お風呂の折れ戸交換のお話

お風呂の折れ戸交換のお話

先日タクの物件でお風呂入口の折れ戸を一緒に交換したので、今回はその時のお話を。

「退去が出るので清掃をお願いしたいんだけどー」と入電。実はタクの物件の退去美装は私ことマーシーがやってます。今回お掃除に入るお部屋ですが、入居者は女性の方で、長期にわたって入居してくれているにも関わらず、キレイにお部屋を使ってくれていたんですね。なので現地調査でタクと気になる箇所をチェックしてまわってたときにも、お互いに気にしてなかったところだったんですけど、いざ水まわりの清掃作業をやってみると、お風呂の折れ戸のヨゴレが…落ちない。。

ブリーチなどの薬剤で汚れた風呂の折れ戸
ブリーチなどの薬剤で汚れた風呂の折れ戸

業者用の強力な洗剤をあれこれ使って汚れ落としを試みますが、この折れ戸のヨゴレは何やっても…落ちない…。

いろんな方法や洗剤を試して出た結論…それは、既にこれはヨゴレではなく、『素材そのものが侵されて残った跡』というものでした。

お風呂で毛染めなどのブリーチ系の薬剤を使用して、それがお風呂の戸に付着して、それが素材に浸透して跡が残った。それがこのヨゴレの正体でした。。

表面加工されていない金属や木材、プラスチックのようなものであれば、最後の砦として研磨するという策も試せますが、折れ戸の半透明部分はエンボス加工されたプラスチック。研磨すると確実に素材を傷めて周囲と比較して目立つようになってしまいます。こうなるともう完全にお手上げです。清掃の範疇で改善できる代物ではありません。

ひとまず全ての清掃を終えた後、タクと作業完了の立ち会いをしたときに、折れ戸のヨゴレ(実際はもうヨゴレではない状態)の件を伝えて、やむなく折れ戸を交換することになりました。

上部のストッパーを押し下げるとドアが外れます。
赤丸部分のストッパーを押し下げると戸が外れます。

「ドア交換するんだから、さすがに何かしら工具はいるだろ。」と思い、大半の工具の用意は事前にタクにお願いしていたんですが、梱包を解いて、いざ取付説明書を見たところ、呆気にとられるぐらい単純な作業でした。

というのも、写真上部の赤丸で示しているところについてるストッパー。コイツを押し下げるだけでアッサリと外れてしまいました。

両方のストッパーを押し下げると、風呂の内側へ倒れるので、ドアを持ったまま下側を引き抜くと外れます。

新品のドアの取付も取り外し時の逆の手順で下側をはめ込んで、ストッパーを押し下げながら上側を合わせてストッパーを戻す。これだけでした。

なので交換自体は工具いらずで完了。作業自体は一人でできなくもないですが、お風呂の内側と外側から支え合いながら二人で取り付けしたほうが、ドアが倒れたりして内装にキズを付けたりする心配もなく、安全に作業できると思います。

ドライバーを使ったところは、内側の取っ手兼タオルハンガーの部分が付属していなかったので、交換前のドアから移植する際に使用しました。と、いってもこれも数分で移植完了しました。

交換完了!ピカピカ新品の折れ戸

ということで交換完了!

構造を確認したり、取説読み込んだりで1時間以上かかってしまいましたが、次回以降は30分程度で交換できそうです。

今回は交換作業をメインにお伝えしましたが、この交換に至るまでに、大家さん次第でこの問題に対して、色々な選択や決断が発生すると思います。

1.そもそも折れ戸の交換をするのか、しないのか。

 (価格を把握してから判断するケースも含めて)

2.取り付け作業を業者にお願いするか、自分でやるか。

今回タクは、『使用に問題のない状態であっても、内見時に印象を損ねてしまうような状態なら、入居率維持のために改善する。』という選択をしたんですけども、1.2.それぞれの選択でかかるコストや入居率って変わってくると思います。

・コストをかけた結果、入居率の維持、向上に寄与する修繕なのか

・入居したら何ヶ月で回収できる修繕なのか

まずは費用感の把握からだと思いますが、大家さん次第で様々な見解があると思います。

ご自身でお持ちの物件で気になるところがあれば、月次のミーティングで他の方や事務局メンバーに相談してみるのもいいかもしれませんね?

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